単身世帯は別にして、日本の48%の世帯は何かしらのペットを飼っているという。
大半は犬か猫だが、中には蛇やトカゲなどの爬虫類や両生類や毒グモなど、
こんなものがペット?と思えるほどのものまである。
欧米でも、中心になる愛玩
熊證動物といえば、犬や猫になるが、
イギリスでは、歴史的に犬が好まれ、
イギリスを起源とするコーギー、テリア、リトリバー、ブルドッグなどの犬が多数存在する。
一般市民の飼育目的としては、愛玩、護衛、狩猟などが挙げられるが、
飼う以上は、訓練を施すことが基本だと考えている。
そして、犬を決して食用にすることはない。
だけどもイギリス人から見れば、東洋人は、犬を食べると思っているところがある。
サッカーの中村俊輔がセルティックでプレーしていた時に
「ナカムラが俺の犬を食った」とT
香港购物シャツに揶揄(やゆ)する言葉を書かれたことがあった。
ビックリするような言葉だが、
今はどうだか知らないが、中国や韓国では犬を食用にしていた。
その昔、チャーチル首相が蒋介石氏に大型犬のドーベルマンを送ったところ
「マコトに、美味」という返事があったという。
おっ、食べてしまったんだ!
もう一方の代表的愛玩動物である猫は、護衛や狩猟などは性格的にお呼びがかからず、
もっぱら可愛がられる存在ということになる。
韓国では猫はペットとはならず、むしろ少し気味悪がられていたようだが、
最近は、愛玩する動物として飼われるようになったという。
日本で猫は昔から可愛がられ、清少納言が生きていた時代の一条天皇は、
大変な猫好きであったようだ。
『枕草子』の中「上に候ふ御猫は」の段には、天皇の飼い猫が
かなり位の高い「五位」の地位に叙せられ『命婦のおとど』と名づけられたと出てくる。
『枕草子』の別の段にはゾウにも位が与えられたとある。
確か六位に叙せられたと思う。
「五位」と「六位」は、わずかに一位の差しかないが、そこには決定的な違いがある。
「五位」以上が天皇のいるところに昇殿を許されるキマリがある。
『命婦のおとど』と称された猫は天皇のそばに昇殿できるが、
ゾウはダメという事になる。
あんなデカイものに昇殿されると、タマったものじゃない。