高校生の3年間、同じクラスで
ずっと仲よく遊んだ親友が私には4人いた。
ヒロヨと、カオルと、ミユキと、ナオコだった。
4人とも私のことを「ちーろ」と呼んだ。
面倒見の良いヒロヨは、
みんなから「おかあさん」と呼ばれていた。
ミユキはエキゾチックな美少女で、
いつも両思いの彼がいた。
5人の中でたぶん一番真面目だったナオコは
すらっと背の高い美人で
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高校時代からの彼と結婚して、今でも一緒にいる。
カオルと私は、どういうわけかふたり揃って
先生に怒られることが多かった。
高校時代というのは、
今思い出しても赤面するような恥ずかしいことや
不器用で辛いことや悲しいこと、
無意味に突っ張っていたことなんかがたくさんあったけど、
4人の親友たちの存在に、私はいつもとても救われていた。
卒業後も、私とヒロヨはそのまま無二の親友となって
ずっとずっと一緒に生きて来たのだけど、
カオルとミユキとナオコとは、もうほとんど会うこともなく、
私たちはまったく違う道を歩いて来た。
これは、私がサシャを妊娠中に
日本に2週間帰国した時に集まった私たち。
5人揃ったのは、この時が最後だったかもしれない。